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設定の基本

ローカルの Codex クライアントの設定について、基本を学びます

Codex は複数の場所から設定情報を読み取ります。個人用のデフォルト設定は ~/.codex/config.toml に保存され、.codex/config.toml ファイルでプロジェクトごとに設定を上書きできます。セキュリティ上、Codex は信頼済みのプロジェクトでのみ、プロジェクトの .codex/ レイヤーを読み込みます。

Codex 設定ファイル

Codex はユーザーレベルの設定を ~/.codex/config.toml に保存します。設定の適用範囲を特定のプロジェクトやサブフォルダーに限定するには、リポジトリに .codex/config.toml ファイルを追加します。

Codex IDE 拡張機能から設定ファイルを開くには、右上隅の歯車アイコンを選択し、 Codex の設定 > config.toml を開くを選択します。

CLI と IDE 拡張機能は同じ設定レイヤーを共有します。これらのレイヤーで、次の設定ができます。

設定の優先順位

Codex は次の優先順位で設定値を決定します(上ほど優先)。

  1. CLI フラグと --config による上書き
  2. プロジェクト設定ファイル:.codex/config.toml(プロジェクトルートから現在の作業ディレクトリまで順に読み込み、現在のディレクトリに最も近いものを優先。信頼済みのプロジェクトのみ)
  3. --profile profile-name で選択したプロファイルファイル(~/.codex/profile-name.config.toml
  4. ユーザー設定:~/.codex/config.toml
  5. システム設定(存在する場合):Unix では /etc/codex/config.toml
  6. 組み込みのデフォルト設定

この優先順位を利用して、共通のデフォルト設定を config.toml に記述し、プロファイルファイルには異なる値だけを記述します。

プロジェクトを信頼しない設定にすると、Codex はプロジェクト固有の設定、フック、ルールを含む、プロジェクトスコープの .codex/ レイヤーを読み込みません。ユーザー設定とシステム設定は引き続き読み込まれ、ユーザーやグローバルのフックとルールも読み込まれます。

-c/--config による一時的な上書き(TOML の引用符のルールを含む)については、高度な設定を参照してください。

管理対象のマシンでは、組織が requirements.toml を通じて制約を強制する場合もあります(たとえば、approval_policy = "never"sandbox_mode = "danger-full-access" の禁止)。管理対象の 構成管理者が強制する 要件を参照してください。

よく使う設定オプション

よく変更されるオプションをいくつか紹介します。

デフォルトモデル

CLI と IDE で Codex がデフォルトで使用するモデルを選択します。

model = "gpt-5.6"

承認プロンプト

Codex が生成したコマンドを実行する前に、一時停止して承認を求めるタイミングを設定します。

approval_policy = "on-request"

untrustedon-requestnever の動作の違いについては、承認プロンプトなしでの実行一般的なサンドボックスと承認の組み合わせを参照してください。

サンドボックスレベル

コマンド実行中に Codex に許可する、ファイルシステムとネットワークへのアクセス範囲を調整します。

sandbox_mode = "workspace-write"

モードごとの動作(保護対象の .git/.codex パスとネットワークのデフォルト設定を含む)については、サンドボックスと承認書き込み可能なルート内の保護対象パスネットワークアクセスを参照してください。

権限プロファイル

Codex は、ファイルシステムと ネットワークのポリシーを再利用するための、名前付き権限プロファイルにも対応しています。組み込みプロファイルは :read-only:workspace:danger-full-access です。カスタムプロファイルでは [permissions.<name>] テーブルと、 その名前に一致する default_permissions の値を使用します。権限を参照してください。

Windows サンドボックスモード

Windows で Codex をネイティブ実行する場合は、windows テーブルでネイティブサンドボックスモードを elevated に設定します。管理者権限がない場合、または権限昇格を伴うセットアップに失敗した場合にのみ、unelevated を使用します。

[windows]
sandbox = "elevated"   # Recommended
# sandbox = "unelevated" # Fallback if admin permissions/setup are unavailable

ウェブ検索モード

Codex はローカルのチャットでウェブ検索をデフォルトで有効にし、ウェブ検索キャッシュから結果を返します。このキャッシュは OpenAI が管理するウェブ検索結果のインデックスです。キャッシュモードでは、ページをその場で取得する代わりに、事前にインデックス化された結果を返します。これにより、不特定のライブコンテンツからプロンプトインジェクションを受けるリスクは低くなりますが、ウェブ検索結果は引き続き信頼できないものとして扱う必要があります。--yolo または他のフルアクセスのサンドボックス設定を使用している場合、ウェブ検索はデフォルトでライブの結果を返します。web_search でモードを選択します。

  • "cached"(デフォルト)では、ウェブ検索キャッシュから結果を返します。
  • "indexed" では、検索インデックスによるリクエストの許可判定を通過した場合にのみ、外部ウェブアクセスを許可します。
  • "live" では、ウェブから最新のデータを取得します(--search と同じです)。
  • "disabled" では、ウェブ検索ツールを無効にします。
web_search = "cached"  # default; serves results from the web search cache
# web_search = "indexed" # gate external web access through the search index
# web_search = "live"  # fetch the most recent data from the web (same as --search)
# web_search = "disabled"

推論強度

対応モデルでは、推論強度を調整できます。

model_reasoning_effort = "high"

コミュニケーションスタイル

対応モデルのデフォルトのコミュニケーションスタイルを設定します。

personality = "friendly" # or "pragmatic" or "none"

この設定は、実行中のセッションで後から /personality を使って上書きできます。また、app-server API を使用する場合は、スレッド単位やターン単位で上書きできます。

TUI キーマップ

tui.keymap でターミナルのショートカットをカスタマイズします。一部のコンポーザーアクションでは、対応する tui.keymap.global のキーバインドがフォールバックとして使用されます。コンテキスト固有のキーバインドに対応している場合は、そちらが優先されます。空のリストを指定すると、そのアクションのキーバインドが解除されます。

[tui.keymap.global]
open_transcript = "ctrl-t"

[tui.keymap.composer]
submit = ["enter", "ctrl-m"]

[tui.keymap.chat]
interrupt_turn = "f12"

コマンドの実行環境

Codex が起動するコマンドに渡す環境変数を設定します。必要な変数だけを残すには、キーで指定するフィルターを使用します。

[shell_environment_policy]
ignore_default_excludes = false

[shell_environment_policy.filters]
"PATH" = "include"
"HOME" = "include"

ignore_default_excludes のデフォルト値は true です。この場合、 名前に KEYSECRETTOKEN を含む変数の自動フィルタリングは行われません。この自動フィルタリングを有効にするには、false に設定します。 除外ルール、優先順位、 従来の設定については、シェル環境 ポリシーを参照してください。

ログディレクトリ

Codex がローカルログファイルを書き込む場所を変更します。log_dir を明示的に設定すると、 通常はオプトインが必要なプレーンテキストの TUI ログ codex-tui.log も、そのディレクトリで有効になります。

log_dir = "/absolute/path/to/codex-logs"

単発で実行する場合は、CLI から設定することもできます。

codex -c log_dir=./.codex-log

機能フラグ

config.toml[features] テーブルで、オプション機能や実験的な機能の有効・無効を切り替えます。

よく使う機能フラグ

キーデフォルト成熟度説明
appstrue安定版アプリ(コネクタ)連携を有効化
goalstrue安定版目標の永続化と自動継続を有効化
hookstrue安定版hooks.json またはインラインの [hooks] で定義したライフサイクルフックを有効にします。詳しくは、フックを参照してください。
fast_modetrue安定版Fast モードの選択と service_tier = "fast" による利用を有効化
memoriesfalse実験的メモリを有効化
multi_agenttrue安定版サブエージェントの共同作業ツールを有効化
personalitytrue安定版パーソナリティの選択コントロールを有効化
remote_plugintrue安定版リモートプラグインカタログを有効化
shell_snapshottrue安定版シェル環境のスナップショットを作成し、コマンドの繰り返し実行を高速化
shell_tooltrue安定版デフォルトの shell ツールを有効化
unified_exectrue(Windows を除く)安定版PTY をバックエンドとする統合 exec ツールを使用
web_searchtrue非推奨従来の切り替え設定。トップレベルの web_search 設定の使用を推奨
web_search_cachedfalse非推奨未設定の場合に web_search = "cached" に対応する従来の切り替え設定
web_search_requestfalse非推奨未設定の場合に web_search = "live" に対応する従来の切り替え設定

この表には、一般的なユーザー向けフラグを掲載しています。 内部機能や開発中の機能をすべて網羅しているわけではありません。「成熟度」列では、 「実験的」「ベータ」「安定版」などのラベルを使用しています。各ラベルの意味については、機能の 成熟度を参照してください。

機能キーを省略すると、デフォルト値が維持されます。

ライフサイクルフックの構成については、フックを参照してください。

機能の有効化

  • config.toml[features] の下に feature_name = true を追加します。
  • CLI から codex --enable feature_name を実行します。
  • 複数の機能を有効にするには、codex --enable feature_a --enable feature_b を実行します。
  • 機能を無効にするには、config.toml で該当するキーを false に設定します。